天理市と桜井市を南北に結ぶ、JR万葉まほろば線(桜井線)。
のどかな田園風景が続く車窓の向こうには、日本でも有数の古墳群が存在するのをご存知でしょうか。その数は天理市内だけでも1500基以上と言われています。
貴重な文化財であり一般には遠い存在である古墳も、天理大学にとっては実は身近な存在。
キャンパス内に西山古墳があることも驚きですが、親里ホッケー場の正面に位置する前方後円墳「東乗鞍古墳」も、文学部考古学・民俗学専攻を中心に本学と深い関わりのある学びのフィールドとなっています。
2019年2月11日より23日まで、文学部考古学・民俗学専攻(2019年4月から研究コースに変更)は天理市教育委員会と共同で、天理大学杣之内キャンパスの南方約1.5kmに所在する東乗鞍古墳の発掘調査を行いました。本調査の実施は、昨年に続き今回で2回目。考古学・民俗学専攻の桑原久男教授、小田木治太郎教授、橋本英将准教授の指導を中心に、考古学・民俗学専攻の学生たちなど21名が実習として調査に参加しました。