11月1日、受験を控えた中学3年生に大学生が勉強を教える「天理まなび支え合い塾」が開講しました。「天理まなび支え合い塾」は、コロナ禍の臨時休校によって学習に不安のある中学3年の受験生とアルバイト収入が減少した大学生を支援する天理市の事業として2020年にスタート。今年度は二度目の開催となります。天理市と連携協定を結ぶ天理大学からも多くの学生が参加し、指導員として活躍しています。
市内在住か市内に通学する大学生を天理市が指導員として雇用し、中学生の放課後学習をサポートする「天理まなび支え合い塾」。事業実施の背景にあるのは、新型コロナウイルス感染症拡大による学生・生徒の学業に関わる不安でした。天理市では昨年、新型コロナウイルス感染症の影響で市立中学校が休校を余儀なくされ、学習時間の確保が困難になりました。一方で、保護者の収入や自身のアルバイト収入が減少するなど経済的な不安を抱く大学生も少なくありません。そこで、中学生と大学生が共に学業を断念することなく、支え合うことを目的に「天理まなび支え合い塾」が始まりました。
今年度「天理まなび支え合い塾」には、昨年の好評を受けて約70名の中学3年生が参加。月に8回、天理市民会館と天理駅南団体待合所の2拠点5教室に分かれ、大学生が1対1または1対2で指導を行っています。