本コースでは、ヨーロッパとアフリカ地域の関係性とそれぞれの地域の多様な生活文化を、ヨーロッパの3言語(ドイツ語・フランス語・ロシア語)を含めて学びます。なかでも注目したいのが、ヨーロッパの国々と長い歴史をもつアフリカです。貧困や内戦に苦しむ一方で、豊富な資源やスポーツ、音楽などで注目を集めるアフリカについて、さまざまな角度からアプローチして学ぶことができます。その他にも旧ソ連のスラブ地域など、高校時代は学ぶ機会が少なかったエリアについて研究できる点が、本コースの魅力です。
地域文化学科:世界の文化や社会を学び、グローバル社会に貢献。
本学科では4つの研究コースと10の地域言語から、世界の言語・政治・経済・社会・文化について学ぶことができます。特徴は、高校時代はあまり学ぶ機会のなかった地域や、学習者の少ない言語についても、学生の関心に合わせて学べる点です。学科での学びや留学生との交流を通じて、グローバル社会に必須の教養やコミュニケーション力を身につけることができます。
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高校まではあまり習わなかった、
アフリカやスラブ地域を研究。皆さんは地理や世界史の授業を通じて、世界の文化や歴史について学んできたと思います。しかし、なかには授業だけでは深く学ぶ機会のない地域もあります。一例が、アフリカや旧ソ連のスラブ地域です。本学のヨーロッパ・アフリカ研究コースは、両地域について専門的に学べる、関西でも数少ないコースです。アフリカに関する講義も充実しており、「ルワンダの内戦からの復興活動:子どもの教育活動支援」や「コンゴ川の障がい者ビジネス」など、さまざまなテーマの講義が学生の視野を広げます。
column
サプール世界で最も服にお金をかけるおしゃれな人
アフリカ大陸のほぼ中央に位置するコンゴ共和国という国に、「世界一服にお金をかける」と言われる人たちがいます。ヨーロッパのブランドの服を着て、優雅に振る舞い、ピカピカの革靴でステップを踏みながら、街をかっこ良く歩くのです。彼らは「サプール」と呼ばれ、給料の半分以上を洋服代に費やす人もいます。水道もない家に住みながらも、ブランドの服を着て街に繰り出す。「えっ?何で?」と思うかもしれませんが、そこにはヨーロッパに支配された植民地の歴史、また数度にわたって起きた内戦などの苦しい体験が影響しています。特に「武器を捨て、エレガントに振る舞い平和に生きる」という彼らのメッセージは、「非暴力」の象徴として多くの人々に共感を与えています。
アフリカには50を超える国々があり、気候や風土、習慣や文化も多種多様です。狩猟採集民からスーツ姿で都市を歩くビジネスマンまで、アフリカのさまざまな人たちとの出会いは、新たな世界観を生み出すことでしょう。
TOPICS
スポーツに打ち込みながら学ぶ学生も多数。
本学科では、国際アスリートの養成にも力を入れています。スポーツと学業を両立させる学生が多く在籍し、柔道部やラグビー部など強豪クラブの第一線で活躍しながら学業に励んでいます。卒業論文では、ライフワークである競技をテーマに国際的な視点で研究する学生もいます。本学科での学びを通じ、昨今アスリートにも不可欠となったグローバルな視点を育んでいます。
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