中国語専攻漢語会話班設立50周年記念中国語コンテストを開催

2022.10.11

ニュース

8月10日、中国語専攻の学生主催による「漢語会話班設立50周年記念2022年度春季天理大学中国語コンテスト」が開催されました。

1972年に中国語専攻内に設立された中国語会話サークル「漢語会話班」には、「新入生発音指導」という伝統的な活動があります。この活動は、コロナ禍でも途切れることなくオンラインで実施されてきました。現在は、昼休みに3号棟の教室を利用して、2年生と3年生が新入生に指導を行っています。

中国語専攻では、そのような活動の成果発表の場として、毎年、春と秋の2回、「天理大学中国語コンテスト」という学内コンテストを開催しています。
今回は、50周年の記念コンテストとして、当初、大学9号棟大ホールで開催する準備を進めていましたが、新型コロナウィルスの感染防止策として、司会のみCALL教室を使い、発表者は自宅からZoomで参加するというオンライン方式での開催に変更しました。

また、昨年同様、今回もコンテストの様子を一定期間YouTubeで配信し、学内の教員だけでなく、台湾の協定校教員や「漢語会話班」OBにも審査を担当して貰いました。
参加した学生は、Zoom開催の利点を活かして、場面に応じたスライドを画面背景にするなど、それぞれが個性的なアピールも行いました。

1年生対象の朗読部門は、クラス予選を通過した4名と、予選落ちした13名の中からルーレットで選ばれた1名の計5名で入賞を競いました。
暗唱部門には、「スピーチ中国語A」を履修している2年生の8名と、中国語既習者の1年生1名が参加し、中国語の発音、表現力を競いました。

入賞者は次の通り。

【朗読部門】
1等賞:大屋妃佐世(1年、桜井)
2等賞:谷口瑞妃(1年、法隆寺国際)
3等賞:佃柚希(1年、枚方津田)
奨励賞:内水千咲子(1年、滋賀学園)、佐藤伶奈(1年、天理教校学園)

【朗読部門】1等賞:大屋妃佐世さん(1年、桜井)
【朗読部門・人気投票】1位:谷口瑞妃さん(1年、法隆寺国際)
【暗唱部門】
1等賞:東亜紗乃(2年、大分)
2等賞:木田珠妃(2年、青翔)
3等賞:佐々木健吾(2年、関商工)、芹澤はる代(2年、天理)
奨励賞:河合雅珠(2年、静岡学園)
【暗唱部門】1等賞:東亜紗乃さん(2年、大分)
【暗唱部門・人気投票】1位:佐々木健吾さん、(2年、関商工)

【学内審査員】
中川裕三教授(天理大学中国語専攻教員)
竹田治美教授(天理大学中国語専攻教員)
山本和行教授(天理大学中国語専攻教員)
今井淳雄准教授(天理大学中国語専攻教員)
陳 毓敏准教授(中国文化大学交換教授)

【学外審査員】
沈 美雪准教授(中国文化大学教員)
蔡 珮菁准教授(中国文化大学教員)
岩崎元地氏(漢語会話班OB、日中通訳)
髙橋冬樹氏(漢語会話班OB、天理教海外部)

 

漢語会話班班長 木田珠妃(2年、青翔)さんコメント
「私たちは9号棟の大舞台を経験したかったので、Zoomでのオンライン開催への突然の変更はとても残念でした。しかし、発表者それぞれがすぐに気持ちを切り替えて、オンラインだからこそできることはないかと真剣に考え、個性的な発表ができたことを嬉しく思っています。計画通りにならなくても、それまで積み上げた努力は無駄になりませんし、諦めることなく状況に応じて最善を尽くすことの大切さを学びました。秋季コンテストは9号棟で発表するつもりで、後輩の指導も、自分のスピーチも頑張りますので、応援をお願いいたします。」

中国語専攻主任・漢語会話班顧問 中川裕三教授コメント
「コロナ禍でも漢語会話班伝統の新入生発音指導は健在で、2年生と3年生が協力して1年生を指導してくれました。2年生は指導だけでなく、自分たちの発表でもベストを尽くしたので、非常にレベルの高いコンテストになったと思います。今年は学外コンテストも復活の兆しが見られるので、この50周年の節目のコンテストを弾みにして、多くの学生が学外コンテストに羽ばたいてほしいと期待しています。」