天理大学ホッケー部員が特殊詐欺被害防止啓発活動に参加

2022.11.02

ニュース

10月24日、天理大学(永尾教昭学長)は連携協定を締結している天理警察署(徳島義夫署長)と協働で特殊詐欺被害防止に向けた啓発活動を実施しました。

当日は天理警察署内での啓発ポスターの制作発表会に加え、ポスターに出演した天理大学のホッケー部員が一日警察署長として市役所や市内の金融機関を訪問。特殊詐欺被害防止に向けての協力を呼びかけました。

天理警察署との協働による啓発活動は今年で3年目となります。2020年度にはラグビー部員が特殊詐欺被害防止啓発ポスターに出演、2021年度は柔道部員が特殊詐欺被害防止・飲酒運転防止のダブルゼロのポスターに出演し、啓発活動に取り組みました。
過去2年のポスター掲示による成果を高く評価した天理警察署が今年度も引き続き天理大学へ協力を要請し、天理防犯協議会の協力を得てポスターの制作に至りました。

今年度のポスターには2022年度関西学生ホッケー春季リーグ優勝(男子)、第41回全日本大学ホッケー王座決定戦優勝(女子)と男女ともに好成績をあげるホッケー部が起用されています。

啓発ポスター制作発表会では、徳島署長が「特殊詐欺被害を根絶するためには一人ひとりが自分ごととして関心をもつことが大切。詐欺被害を未然に防げるよう若い力を貸していただきたい」と話しました。
また天理防犯協議会会長を務める並河健天理市長は近年のホッケー部の活躍に触れ、「天理大学のホッケー部は高いチーム力が強さに繋がっている。特殊詐欺被害も地域や各家庭のチーム力で防止していきたい」と意気込みを語りました。

さらに永尾学長は「ホッケー部は監督と部員がひとつ屋根の下で寮生活を送っており、家族のような絆がチームプレイに活きている。ポスターの『チームプレイで特殊詐欺を撃破』というキャッチフレーズの通り、ホッケー部をはじめ、すべての職員・学生が一丸となり防犯に努めたい」と述べました。

続いて行われた一日署長委嘱式では、ポスターにも主演した男子ホッケー部主将の松島貴也選手(体育3年・横田)、女子ホッケー部主将の永田紗穂選手(体育4年・武岡台)、市内金融機関職員2名の計4名が一日署長に任命されました。
委嘱状を受け取った松島選手は「特殊詐欺は予期せず起こるものだと思うので、普段から詐欺に対する意識を高めてもらえるよう貢献したいです」と話しました。

一日署長を委嘱されたホッケー部員らは、その後、天理警察署の管轄地である市内の金融機関等を訪問し、ポスターを配布するなど啓発活動を行いました。
永田選手は「制服を着ると重たく感じ、身が引き締まりました。このポスターが地域の方々が防犯について考え、ご家族で話し合うきっかけとなることを願っています。また、特殊詐欺は私たち若い世代にとっても他人事ではないので、幅広い年代の人の目に留まると嬉しいです」と笑顔を見せました。

ホッケー部が出演する特殊詐欺被害防止ポスターは、天理警察署管内の金融機関各店舗やコンビニエンスストアのATMコーナーなどに提示中です。