10月29日(土)、歴史文化学科が主催する「山の辺の道を歩く2022」に、歴史文化学科の1年生3人、2年生23人、3年生1人、他学科の学生1人、合わせて28人が参加しました。
このイベントで主役を担ったのは、考古学・民俗学研究コースの2年生です。事前に「考古学・民俗学研究入門2」の授業でそれぞれに史跡や民俗事例について調べ、98ページに及ぶパンフレットを作成し、担当した史跡に到着すると資料を基に解説を行いました。
秋晴れにめぐまれ、絶好の散策日よりとなったこの日、JR柳本駅に集合した一行は、まず柳本界隈の集落などを見てまわり、上ツ道を通って長岳寺五智堂などを見学。その後、道沿いにある古墳や社寺を訪れ、最終目的地となるJR長柄駅近くの大和(おおやまと)神社に至るまで、様々な歴史スポットを見学しました。
今回散策したのは、JR柳本駅からJR長柄駅までのわずか一駅分ですが、山の辺の道沿いの史跡を理解するうえで重要なポイントも多く、充実したフィールドワークとなりました。
訪れたスポット、取り上げた事例は次の通りです。
柳本の常夜灯と首なし地蔵、柳本集落と上街道(町場の景観)、古代上ツ道、長岳寺五智堂、黒塚古墳、伊射奈岐神社、天神山古墳、行燈山古墳・アンド山古墳・南アンド山古墳、櫛山古墳、天理市トレイルセンター、長岳寺、歯定神社(歯痛の信仰)、中山大塚古墳、燈籠山古墳、下池山古墳、西殿塚古墳、東殿塚古墳、西山塚古墳、萱生・竹之内(環濠集落)、舟渡地蔵(地蔵信仰)、羽多子塚古墳、ヒエ塚古墳、ノムギ古墳、乙木・佐保庄遺跡、天理教教祖誕生殿(大和地方の民家)、馬口山古墳、星塚古墳、大和神社とちゃんちゃん祭り、新泉町素戔嗚神社(野神祭り)