「きもの装いコンテスト」でウクライナ人留学生が1位獲得

2022.12.23

ニュース

12月18日、日本の心と美の祭典「全日本きもの装いコンテスト関西大会」が和歌山城ホールで開催され、天理大学に留学中のコザーリ・オクサナさんが、外国人の部で1位を獲得しました。

このコンテストは、「きもの」の装いを通してきものに代表される日本の伝統文化継承と普及に貢献することを目的として毎年開催されています。

今年は天理大学の礼法和装部の学生5名が、学校対抗の部、外国人の部に出場しました。コンテストでは鏡のない舞台上で着物(振袖)を着て帯を結び、ひとりでいかに早く美しく着物を装うかが競われます。

出場した部員らは、授業やアルバイトで忙しい中、練習時間を確保して今大会に臨みました。外国人の部で1位となったオクサナさんは、表彰台の舞台上で、「父はいつも、大きな夢を持つことを恐れるなと教えてくれました。私の国、ウクライナで戦争が起きている今日、着物コンテストでの優勝は私にとって特別なものです。この貴重な体験のおかげで、私の夢が一つ叶いました。皆さん、ありがとうございました。本当に、日本は私の心の一部になっています。今後、ウクライナと日本の関係が深まり、より多くの人が両国の文化的伝統に触れることができるようになることを心から願っています。」と挨拶し、観客席から大きな拍手が沸き起こりました。

関連リンク
留学・国際交流
礼法和装部