韓国・朝鮮語専攻の学生が『大邱物語:1904―1910年の大邱の話』の翻訳・刊行に参加しました。

2023.02.01

ニュース

2022年12月15日、韓国の嶺南大学校出版部より『대구물어:1904-1910년의 대구 이야기(大邱物語:1904―1910年の大邱の話)』が刊行されました。

この本は、26歳で大韓帝国の大邱に渡り、その後、『大邱新聞』や『朝鮮民報』の社長を歴任した河井朝雄(1879~1931年)の著書『大邱物語』を、嶺南大学校日語日文学科近代史料翻訳チームが現代韓国語に翻訳したものです。

同翻訳チームは、嶺南大学の崔範洵教授、ユンギョンエ研究教授を中心に、大学院生・学部生たちから構成され、大邱に関する日本語近代史料の翻訳を行っています。

このたび刊行された『大邱物語:1904―1910年の大邱の話』の翻訳に、本学からは、嶺南大に留学していた山下青葉さん(韓国・朝鮮語専攻4年・奈良北)と吉村春香さん(同専攻4・岡豊)が参加しました。本書には、彼女たちの名前も訳者として記載されています。

山下青葉さん、吉村春香さんのコメント
「『大邱物語』の翻訳を通じて、大邱と日本にどのようなことがあったのかを学ぶことができました。100年以上前の日本語を読むことも、それを適切な韓国語に翻訳することも簡単ではありませんでしたが、やり甲斐を感じながら、楽しく活動することができました。」