台湾人留学生による天理市行政施策貢献活動

2023.02.06

ニュース

1月19日、本学に留学中の台湾人留学生6名と日本人学生2名が、台湾との国際交流と地域活性化に貢献したと認められ、「天理市行政施策貢献学生認定式」で並河健天理市長より認定書を授与されました。

今回認定された学生たちは、11月20日に開催された「ワールドフェスティバル天理2022」で、イベントを盛り上げるために、台湾との国際交流を促進する企画を検討し、台湾からの交換教授 陳先生のアドバイスも受け、台湾の食文化を紹介するブース「好吃台彎」を出店することに決めました。

学生たちは、話し合いを重ねていくなかで、台湾の有名な食べ物だけでなく、台湾の夜市でしか食べられないような料理を販売することも考案。メニュー決定後は、より本場の味に近くなるよう、調味料や材料を台湾から取り寄せるといった工夫を凝らし、何度も試作を行いました。

イベント当日は、「好吃台彎」のブース出店のほか、事前準備として、イベント会場のステージ設営やブース用テントの設営、そして、テーブルや椅子の搬入作業なども行いました。

また、イベントの後半では、コフフンステージで「天理大学中国語専攻学生:学業・アルバイトの合間に磨いてきたパフォーマンス!」と題した発表も行いました。

学生たちは、今回のブース出店による売上金を天理市が行っている「ウクライナ避難民支援」に届けようと相談し、売上金6,117円に自分たちの募金も添えて天理市の募金窓口に届けました。

ブース出店の打ち合わせ
料理の試作を行う学生たち

参加した留学生のコメント

「2019年から待ち焦がれ、やっと日本に来られました。天理でいろんな活動に参加し、沢山なところに行き、自分の視野を広げることができました。このような活動があれば、また参加したいです。」

「イベントを訪れた多くの方たちが台湾料理をとても喜んでくれました。今回、国際交流の機会を得ることで、私たちは台湾の食文化を多くの日本人に伝えることができたと思います。また、私も世界各国の音楽や舞踊、食文化を体験することができ、今回のような国際交流のイベントに参加できてとてもうれしかったです。」

「準備が一番難しいと感じました。品物からお店の飾りまで、全て自分たちだけで考えなければなりませんでした。メンバーの意見が分かれる時もありましたが、このイベントを通して私が勉強したのは、コミュニケーションの重要性です。自分の意見と気持ちはもちろん重要だけど、同時に他の人の意見と気持ちも大事です。お互いの意見を聞いて、話し合った後で結論を出すのが一番いい方法だと思いました。」

参加した日本人学生のコメント

「私は今回の活動と留学生との交流を通して、天理市のもっと多くの人に台湾の文化を知ってもらいたいという気持ちが大きくなりました。また、今回のワールドフェスティバル天理のような国際性を発信する交流機会をつくり、もっと地域の国際化や活性化に貢献して行きたいと思います。」

「今回の活動で、顔見知りの留学生以外にも、初対面の留学生とも話すことができ、留学生と交流する良い機会になりました。また、台湾料理の作り方や料理に使う食材など、本場のものを目の当たりにし、日本にいながらこのような体験ができたことはとても貴重なことだと感じました。」