2022年度「オリックスバファローズファーム来場者調査合同発表会」

2023.02.15

ニュース

オリックスバファローズによる「ファーム来場者調査合同発表会」が、昨年12月17日、阪南大学あべのハルカスキャンパス(あべのハルカス26階)にて開催され、天理大学体育学部 稲葉研究室の学生がプレゼンテーションを行いました。

この発表会は、オリックスバファローズが2014年から関西の大学、自治体と連携して実施している、プロ野球ウエスタンリーグ(2軍公式戦)の観客を対象としたマーケティング調査結果の合同発表会です。

9回目となる今年は、「オリックスの優勝効果を持続させるには」をテーマに、本学と阪南大学・大阪商業大学・大阪成蹊大学・関西大学・桃山学院教育大学・和歌山大学・大阪体育大学の8大学がエントリー。2022シーズンの各地の試合会場において、プロジェクトに参加した大学および大学研究室が、専門的な視点から観客に対して調査を行いました。

「プロ野球公式戦(ウエスタンリーグ)における産学官連携プロジェクト」の一環として参加した天理大学は、稲葉研究室から3回生メンバー5人が、奈良開催を担当することとなり、9月3日に佐藤薬品スタジアムで観客調査を実施しました。

発表会では、本学体育学部の岡田航之佑さん(スポーツ教育コース3年・近畿大学附属)が調査結果として、全来場者のうちファンクラブの有料会員が占める割合が、58.1%と高い点に着目。調査の分析結果をもとに、「選手ブックメーカー制度」の新設を提案し、ファンクラブのポイント有効活用について球団に提言しました。

球団関係者からは、「発表された提案内容から、参加された学生が一生懸命に取り組んでこられた様子がうかがえました。来年度も、学生さんの新しい考え・アイデアのもとご参加をお待ちしています。」と、今後の参加を期待する旨の言葉が寄せられました。

 

2022年度「オリックスバファローズファーム来場者調査合同発表会」に参加
阿部哲也さん(スポーツ教育コース3年・天理)、岡田航之佑さん、坂本俊介さん(競技スポーツコース3年・大阪)、奥谷みいさん(スポーツ教育コース3年・上野)、浦木花咲音(スポーツ文化コース3年・鳥取城北)

 

学生コメント
「他大学の参加者のプレゼンテーション内容を聞いて、本物のビジネスシーンのような印象を受け、刺激になりました。」

「自分たちが調査したデータを分析して、メンバーでディスカッションした内容をプロの球団関係者に伝えることができ、実際の社会との関わりを感じることができました。」

 

担当教員 稲葉慎太郎講師コメント
「事前に球団側からいただいていたプレゼンテーマは、比較的難しいと感じていましたが、演習授業でメンバー全員が主体的にアイデアを出し合ったことで、良いプレゼンテーション内容になったと思いました。」