8月31日、奈良県主催の「県内大学生が創る奈良の未来事業」公開コンペが開催され、天理大学の学生が参加しました。
奈良県が平成24年度から実施している「県内大学生が創る奈良の未来事業」は、多様化・複雑化する県政の様々な課題を解決するため、県内の大学等に在籍する学生から政策提案を募集し、公開コンペ方式により選ばれた提案を次年度予算化し学生とともに政策として実現しようとするものです。
体育学部の筑紫智行講師のゼミでは、昨年度からこの事業に取り組み、今年度は3グループの学生が応募しました。その内、加美山裕紀(体育3・北海)さんを代表とするグループの政策提案「2020奈良健康プロジェクト」が本審査にすすみ、公開コンペでプレゼンテーションをおこないました。
コンペ当日は、本審査にすすんだ5大学6グループのトップバッターとして、高山智華(体育3・桜宮)さんがグループを代表してプレゼンテーションをおこないました。また、実習等で参加できなかったメンバーの代わりに、同じゼミの紀平朝陽(体育3・奈良育英)さんと葛井日和(体育3・平城)さんがサポートメンバーとして参加しました。
政策提案の「2020奈良健康プロジェクト」は、およそ3人に1人が65歳以上という高齢化社会を迎える2020年に向けて、健康寿命(日常的に介護を必要とせず、健康で自立した生活ができる期間)を伸ばすために、病院の待ち時間にテレビで簡単な手遊びの動画を流して合間にやってもらうなど、高齢者の生活動線の中に簡単で無理なく継続しやすい運動を取り入れるなど、「笑子幸齢化の奈良」を目指した提案でした。
残念ながら、入賞は逃しましたが、荒井正吾奈良県知事ら7名の審査員および傍聴者が見守る中、日頃のゼミにおける学習の成果が十二分にうかがえる発表でした。