「障害者スポーツ」の授業でシッティングバレーボールを体験

2018.12.04

ニュース

11月27日、天理大学総合体育館にて、「スポーツ方法(障害者スポーツ)」の受講生らがパラリンピックの正式種目でもあるシッティングバレーボールを体験しました。

「スポーツ方法(障害者スポーツ)」の授業では、様々なスポーツを経験することにより、障害ごとの異なる特徴を把握し、施設、用具、ルール等を工夫し、対象障害者に適応(Adapted)させた新しいスポーツ(Sports)を創作できるようになることを目的に授業展開しています。

当日は、ジャカルタで開催された2018アジアパラ競技大会に出場した日高恒仁さん、飯倉喜博さん、嵯峨根望さんら大阪アタッカーズ所属の6名の方を講師として迎え、公開授業としてシッティングバレーボールを体験しました。最初に嵯峨根さんよりシッティングバレーボールについての説明があり、次に体の動かし方、レシーブ、サーブ、アタックなどそれぞれ実演を交えての解説がありました。その後、受講生らはグループに分かれて、練習をした後、ゲームをおこないました。最初は動きがぎこちなかった学生も、時間が経つにつれだんだんと慣れてきて、きれいにアタックを決める学生もおり、歓声が体育館に響きました。

最後に大阪アタッカーズのメンバーと学生らがグループごとに対戦をし、学生らは大阪アタッカーズのメンバーの素早い動きに感心したり、逆にアタックを決め大喜びしたりするなど大変盛り上がりました。

動き方の練習
アタックの練習
レシーブの練習
大阪アタッカーズとのゲーム

参加者の声

最初はなかなか思うように動けなくて大変だったが、慣れてくると動きもスムーズになり、楽しかった。障害者の方はスポーツをしたり、体を動かしたりすることが嫌いではないかという先入観があったが、一緒にスポーツを楽しんで、障害者も健常者も同じということが実感できた。 立見聡明さん(体育3・明和県央)

初めてパラリンピックの正式種目のスポーツを体験したが、いい経験になった。障害者と健常者が一緒になってスポーツをして、障害者スポーツへの関心が高まった。 熊谷尚也さん(体育3・岐阜東)

非常に盛り上がって良かった。特に女子学生の歓声がホイッスルより大きくて、楽しかった。2020東京オリ・パラを控えて、障害者スポーツへの理解ももちろんだが、インフラ等でバリアフリーな社会をもっとつくっていかなければならない。そのためにもマスメディアにはもっと取り上げて欲しい。 飯倉喜博さん(大阪アタッカーズ)