天理大学雅楽部第49回天理公演開催

2019.03.01

ニュース

2月25日、天理大学雅楽部による「第49回天理公演」が天理市民会館で行われました。

天理大学雅楽部は、各種行事やイベント、テレビ、ラジオ等への出演依頼や取材を多くうけ、昨年は韓国とメキシコで海外公演を行いました。

天理公演は、同部の部員減少により、2015年に定期公演を休止していましたが、2017年に再開され、今年で3年連続の開催となります。
公演に向けての練習では、1年生が多い事もあり、基本から重点的に練習し、合奏練習なども、ほぼ毎日同じメニューを繰り返し行い、演奏が安定するように練習に取り組んだそうです。
舞楽(ぶがく)「古鳥蘇(ことりそ)」の舞人である正木友実(歴史学3・橿原)さんは、「「古鳥蘇」は4人で舞う舞楽なので、1人1人の呼吸の取り方、息継ぎのタイミングなど細部まで合わせるのが大変でしたが、本番では、4人の息が合って、舞がそろっていると感じて頂けたら嬉しいです」と話しました。

今回の公演では、伎楽(ぎがく)として「獅子奮迅(ししふんじん)」、管絃(かんげん)として黄鐘調(おうしきちょう)「海青楽(かいせいらく)」と「越殿楽残楽三返(えてんらくのこりがくさんべん)」、謡物(うたいもの)として催馬楽(さいばら)「美作(みまさか)」、舞楽として右方で高麗壱越調(こまいちこつちょう)「古鳥蘇」、左方の太食調(たいしきちょう)「散手(さんじゅ)」を熱演し、多くの観客に古の舞と音色を披露しました。

東京公演が再演

雅楽部は3月8日に4年ぶりとなる東京公演を再開します。
東京公演は、2015年の定期公演休止以来行っておりませんでしたが、この度4年ぶりに再開しました。
部長の梅田真史(歴史学3・天理教校学園)さんは、「東京公演は部員全員が初めての経験なので、とても緊張しています。この公演では、関東地方のお客様に、東大寺や薬師寺でしか見る事の出来ない伎楽をご覧頂けることや、謡物を復曲した催馬楽「美作」は、お披露目するのは初めてなので、楽しみにして頂けたらと思います。4年間、間が空いたこともあり、お客様にどう感じて頂けるかわかりませんが、今の雅楽部の形を評価して頂けたらと思います」と東京公演への意気込みを語りました。

●第41回東京公演
3月8日(金)18:00開演(1時間前開場)
新宿文化センター 全席指定席(座席は1階席のみ)
前売り:2,000円 当日:3,000円 学生:1,000円

問い合わせ
〒632-8510 奈良県天理市杣之内町1050
TEL&FAX 0743-63-4945
Gmailアドレス gagakubu※gmail.com(※は@に置換してください)

雅楽部総監督の佐藤浩司名誉教授が「めぐみ めぐる てんり」で紹介

天理市が、天理への移住促進などを視野に、天理の魅力を発信している「めぐみ めぐる てんり」Webサイト内で、まちの活性化などに取り組む人物を紹介する「てんりせいかつ」のページで、本学雅楽部総監督である佐藤浩司名誉教授が取り上げられ、ご自身の雅楽を始めたきっかけや、本学雅楽部の活動など、佐藤名誉教授が考える雅楽の魅了が紹介されています。