留学生がスペイン語の学習をサポート
スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻

2021.02.03

ニュース

本学では多くの留学生が勉強していますが、2019年度と2020年度はコロンビアから2人の留学生を受け入れました。1人はアントニオ、もう1人はサラです。2人は、日本語と日本文化を研究しながら、本専攻でスペイン語を学ぶ学生をサポートしています。

アントニオは、スペイン語文法の授業にアシスタントとして参加し、日本人学生がスペイン語を学ぶ時につまずくことや疑問を授業の中で解決してくれます。教員が説明した後、学生たちは練習問題に取り組みますが、その間、アントニオは学生の間を回り、小さな疑問にもすぐ答えます。また学生は、習った文法や表現を使ってアントニオとスペイン語で会話することもできます。アントニオは、スペイン語だけではなく、コロンビアという国についても、現地の学生の視点から教えてくれます。アントニオは2020年度末に留学期間を終えてコロンビアに帰国しますが、彼が参加する最後の授業では、彼自身がスペイン語と日本語をまじえてコロンビアについて講義してくれました。

アントニオの最後の授業の様子

もう1人のコロンビア人留学生、サラは、本学の異文化交流カフェ、iCAFé(アイカフェ)でスペイン語の先生を担当しています。このカフェは課外授業の一環であり、「語学の力を伸ばしたい」と考える学生は、ここで留学生と会話することで、外国語のスピーキングとヒアリングの力をつけることができます。サラは、スペイン語を学ぶ学生と、たわいない世間話からコロンビアの若者の話題までいろいろなことを話します。日本人学生は、楽しい雰囲気の中で、気楽に「間違えても気にしない」精神で、積極的にスペイン語で会話する機会を得ています。

このように、本専攻では、学生は、通常の授業クラスでも、また放課後でも、スペイン語圏・ポルトガル語圏からの留学生と交流する機会があります。

サラの異文化交流カフェでの授業の様子