留学体験記 スペイン
サラマンカ・ポンティフィシア大学

2021.02.24

ニュース

スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻 木村 英里

私は2年次生の9月から、スペインの協定校サラマンカ・ポンティフィシア大学に1年間留学しました。サラマンカの街は、マドリッド・バラハス空港からバスで約2時間30分のところにあります。この街には世界中から留学生が集まります。サラマンカ・ポンティフィシア大学は1218年に創立されたので、サラマンカの街はヨーロッパ有数の大学都市として発展してきた歴史があります。

私は大学から近いところにホームステイしていました。ホストファミリーもサラマンカ出身の人たちで、サラマンカの歴史や文化、スペインの文化についてたくさん、私に教えてくれました。休日は一緒に買い物に行ったり、料理をしてくれました。ホストファミリーは、私にとって、おじいちゃんやおばあちゃんのような優しく温かい存在でした。とても感謝しています。

私が留学した大学には、スペイン人学生が通う学部と私たち留学生が通う学部があります。留学生は、授業初日にテストを受け、その点数によって5つにクラスに分かれます。私のクラスには中国人が多く、日本人学生は天理大学の学生だけでした。他には少数ながらフランス人やドイツ人の学生もいました。

私は午前中にスペイン語文法の授業を、午後には会話の授業を受けました。文法の授業は教科書にしたがって進められるのですが、その教科書はもちろん全てスペイン語で書かれています。事前に教科書を読み、理解していない単語は全て調べてから授業に臨みました。そうしないと授業について行けないからです。

文法の授業では、新しく習った文法を使ってスペイン語の文章を作り、グループで会話することが多かったです。私はスペイン語の作文が苦手だったので、授業時間内に書き終えることができないことが多く、とても苦労しました。会話の授業では、先生とスペイン語でコミュニケーションを取って、DELEというスペイン語語学検定試験の面接練習も行いました。

大学の授業もそうでしたが、ホストファミリーやスペイン人学生との会話はスペイン語だけでした。最初のうちは自分の気持ちを正確に伝えることにとても苦労しました。でも「何かを言いたい」という思いを強く持って、懸命にスペイン語を話すうちに、スペイン語でのコミュニケーションが徐々に上達していくことを実感しました。

スペイン人の友人も徐々に増え、友人と散歩やショッピングを楽しみました。スペイン人学生は友人とディスコに行って遊ぶのが普通で、私も人生で初めてディスコに行きました。新型コロナウイルス感染症の流行によって外出できなくなってからは、感染対策を行いながらホストファミリーや他の留学生とボードゲームやトランプなどをして交流を楽しみました。

私は今、「留学してよかった」とつくづく思っています。私は、それまで一度も海外に行ったことがなく、外国人の友人もいませんでした。テレビのニュースや他人から聞いた情報だけで「この国はあまり好きではない」などと勝手に思っていました。しかし、留学してその国の人と実際に交流してみると、イメージが大きく変わりました。スペインの人たちはみんな良い人たちばかりでした。時には文化の違いから意見が食い違うこともありましたが、留学したことで、日本の「当たり前」が海外では「当たり前ではない」ことに気づくことができました。留学するまでは自分に自信がなく、「途中で嫌になって帰してしまうかも」と不安に思っていました。しかし今は、留学を成し遂げたことで自信がつき、物事を前向きに捉えることが出来るようになったと思います。いつかもう一度スペインに留学して、更なる挑戦をしたいと思っています。スペインの人たちとスペイン語でもっといろいろなことを話したい、そう強く思います。

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