防犯パトローズ隊に天理警察署より感謝状授与

2021.06.15

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6月9日、天理大学の同好会「防犯パトローズ隊」が、天理警察署管内の自転車盗難被害防止に大きく貢献したとして、天理警察署より表彰を受けました。

防犯パトローズ隊は、地域社会との共生と社会貢献、若い世代の防犯意識の向上をめざすことを目的に、2010年10月14日に結成。昨年で10年目を迎え、同年秋に実施した全国地域安全運動において、特殊詐欺被害防止活動に参加するなど、天理警察署と連携しながら犯罪抑止に向けた地道な啓発活動に取り組んできました。

今回の表彰は、昨年防犯パトローズ隊が本学のキャンパス内や街頭での自転車盗難被害防止に向けた啓発活動を実施し、天理警察署管内における盗難件数を前年度比で約52%減少させた点についての貢献が評価されたものです。感謝状贈呈式において、小畑浩康署長は「天理警察署管内の防犯は、防犯パトローズ隊抜きでは語れない」と述べながら、今後の更なる協力を要請しました。

小畑署長より感謝状を授与された隊長の永原佑莉さん(臨床心理3、奈良北)は、「盗難件数が約52%減少したと聞いて私自身も驚き、素直にうれしく感じています。天理警察署の皆さんや大学の理解とサポートに感謝しながら、地域社会を犯罪被害から守れるように、今後も気を引き締めて活動に取り組みたいです」と、意気込みを語りました。

感謝状贈呈式の終了後、防犯パトローズ隊は近鉄前栽駅の駐輪場に移動し、天理警察署員とともに、自転車の施錠を啓発する活動を実施しました。

啓発活動の実施日が6月9日、「ロックの日」であることから、「ロックロック作戦」と称したこの啓発活動では、学生らが、自転車盗難に遭いやすい無施錠の自転車に対して、警察署員とともに施錠。併せて解錠手続きに必要な天理警察署の電話番号の用紙を貼り付けました。

また、無料のワイヤー錠を配布しながら、施錠についての呼びかけも行い、市民の方からも「今後は気をつけたい」「防犯意識が高まった」との声が聞かれました。

今年で結成11年目を迎える防犯パトローズ隊は、コロナ禍においてもデジタル技術を活かした啓発活動を模索しており、現在は自転車盗難被害防止に向けた啓発動画の作成に励んでいます。啓発動画は、6月下旬以降に公開予定です。


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