奈良県天理警察署と天理大学との包括的連携
に関する協定 調印式

2021.07.05

ニュース

2021年7月2日、天理大学(永尾 教昭 学長)は、天理警察署(小畑 浩康 署長)と「奈良県天理警察署と天理大学との包括的連携に関する協定」を締結しました。天理警察署で行われた調印式には、天理防犯協議会・天理交通対策協議会会長を務める並河 健 天理市長が同席しました。

永尾 教昭 学長は調印式の冒頭、「本協定は『ボランティア活動を通した安全安心なまちづくり』と『地域に貢献できる人材育成』をその目的としている」と述べました。
協定を結ぶきっかけとなった本学のボランティアサークル「天理大学防犯パトローズ隊」の活動を紹介するとともに、建学の精神を具現化しているひとつの活動であると評価したうえで、天理警察署と本学との相互協力・連携を押し進めることで、地域に貢献できる人材を育成し安全安心なまちづくりに寄与したいと、本協定の意図と抱負を語りました。

防犯パトローズ隊は、2010年の結成以来、地域社会との共生と社会貢献、若い世代の防犯意識の向上をめざし地道な活動を続けてきました。2020年秋には特殊詐欺被害防止活動への参加を通じて被害件数の抑止に貢献したほか、2021年6月9日には天理警察署管内の自転車盗難被害防止に大きく貢献したとして、天理警察署より表彰を受けています。

協定書への調印が行われた後、山中 秀夫 本学事務局長より、協定の詳細と今後の展望についての説明が行われました。
山中事務局長による協定内容の説明の際、「地域社会に貢献するための防犯・交通安全のボランティアの推進」と「防犯・交通安全の広報・啓発活動」の一例として、防犯パトローズ隊が企画・制作した自転車盗難被害防止啓発動画が公開されました。

防犯パトローズ隊隊長の永原 佑莉さん(臨床心理3、奈良北)らが考案した啓発キャラクター「ロックマン」が登場する自転車盗難被害防止啓発動画は、天理防犯協議会・天理交通対策協議会会長を務める並河 健 天理市長にキャラクターの声の出演を依頼しました。

啓発キャラクター「ロックマン」の声を担当した並河市長は、防犯パトローズ隊の11年に渡る活動を評価しながら、「地域の安全のために働く警察署と次世代の育成を担う大学がスクラムを組んでいただけることは、非常に心強い」と今後への期待を込めました。

天理警察署の小畑署長は、「天理大学で貢献性を身につけた学生たちの正義感や若い視点、発想力や行動力は街の安心安全に欠かせないもの。協定により、相互関係をより強化していきたい」と今後への意気込みを語りました。

本協定の締結により、今後天理警察署と天理大学双方の資源を活かした連携強化と地域貢献が期待されます。


※自転車盗難被害防止啓発動画は天理大学公式YouTubeアカウントで公開中です。


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