天理大学柔道部員が特殊詐欺・飲酒運転ダブルゼロ
に向けた啓発活動に参加

2021.10.14

ニュース

10月8日、天理大学(永尾教昭学長)は、連携協定を締結している天理警察署(小畑浩康署長)と協働で、特殊詐欺・飲酒運転ダブルゼロに向けた啓発活動を展開しました。

協定後、初となる今回の社会貢献活動では、啓発ポスターの制作発表に加え、ポスターに出演した本学柔道部員が一日署長として市内の金融機関を回り、特殊詐欺・飲酒運転ダブルゼロに向けた啓発活動を行いました。

啓発ポスター制作は、2020年秋にラグビー部員が出演した特殊詐欺被害防止ポスターの掲示によって被害件数が半年間ゼロに抑えられたことを高く評価した天理警察署が引き続き今年度も天理大学に協力を要請し実現に至りました。今年度は特殊詐欺被害防止に加え、飲酒運転防止の二つのポスターを天理防犯協議会・天理交通対策協議会の協力を得て制作することとなりました。

ポスター制作発表会では、小畑署長が「天理大学の学生が持つ正義感や若さ、そして行動力は、天理署管内の治安の維持向上に欠かせないもの」と話し、「オリンピックでの大野選手の活躍や、穴井監督の解説によって大きな話題を生んだ天理大学柔道部のパワーを、特殊詐欺の抑止や飲酒運転をはじめとする悪質運転の防止に繋げていきたい」と期待を込めました。

柔道部員らと共にポスターに出演した柔道部の穴井隆将監督は、「協定後の初の取り組みとして、部員には当事者意識を持ってこの取り組みに臨むよう伝えました。今回の啓発活動が部内にも良い影響を与えて、自分たちのパワーで地域の方々に貢献していけるよう、心の帯を締め直して稽古に励みます」と今後の活動について意気込みを語りました。

続いて行われた一日署長委嘱式では、ポスターに出演した男子柔道部主将の新井涼平選手(体育4年・名張)、女子柔道部主将の河内理純選手(体育3年・大産大附)、地元の市職員、金融機関職員の4名が一日署長に任命されました。

一日署長を委嘱された本学柔道部員らは、天理警察署の管轄地である天理市、田原本町等の金融機関を訪問し、自身がモデルを務めた「特殊詐欺・飲酒運転ダブルゼロポスター」を配布、啓発活動に助力しました。

一日署長に任命され、はじめは緊張した面持ちだった河内主将は、啓発活動を経て「1人でも多くの人にこのポスターを見てもらい、詐欺や事故に対しての意識を高めてもらうことで、より安心安全なまちづくりに貢献できたら嬉しいです」と笑顔で語りました。

「特殊詐欺被害防止ポスター」は、天理警察署管内の金融機関等・コンビニ、「飲酒運転防止ポスター」は、コンビニ・飲食店に掲示中です。