中国語専攻学生が新聞記事
「ヒマワリ咲いた!4000本」を中国語に翻訳

2021.10.27

ニュース

天理大学外国語学科中国語専攻では、中国語で社会貢献できる能力の養成を目的とした選択科目「実践中国語B」において、新聞記事を翻訳する取り組みを秋学期より開始しました。

これまで「実践中国語B」では、観光通訳、翻訳、ホテル接客などのボランティア活動の準備と実践を行ってきましたが、コロナ禍で予定していた学外でのボランティア活動が難しくなったこともあり、天理大学の学生が関わっているボランティア活動に関する文章を中心に中国語翻訳し、順次大学HPに掲載することで、日本で行われているボランティア活動の一端を中国語圏に発信することとしました。

無料の翻訳サイトが普遍化してきた近年、学生がこれからの翻訳スタイルを身に付けられるよう、今回は代表的な3つの翻訳サイトを活用し翻訳作業を行いました。学生らは新聞記事を3つの翻訳サイトで翻訳。教員がそれぞれの翻訳文のニュアンスの違いなどを解説しました。

次に教員が文中で使われている語の類義語などを提示し、その文脈ではどの語が最も適切かということについて学生と検討しました。最後に翻訳した文章を学生に音読させて、文法的な間違いがないかどうか、またリズムやバランスが良いかどうかなどを教員がチェックしてより良い表現に修正するとともにその理由についても解説を行いました。

竹田治美教授コメント
「今は学外でボランティアを行いにくい状況ですが、ボランティアの記事を翻訳して発信することもボランティアの支援だと考えました。新聞記事の翻訳というのは本当に難しい作業ですが、自分もそのボランティアに参加している気持ちで根気強く頑張ってほしいと伝えました。また今回の翻訳作業を通して学生たちは、翻訳サイトによって訳し方が違うこと、翻訳された文章がそのまま使えるわけではないことを体験することができました。このようなプロセスを繰り返すことによって、実社会に出る前に翻訳サイトを使いこなせるようになってほしいと期待しています。」

以下、毎日新聞(2021年8月5日)に掲載された「ヒマワリ咲いた!4000本」の翻訳記事になります。

 

盛开的4000棵向日葵!

天理大学的学生和当地的杣之内町居委会,在天理市的一块废弃耕地上培育的“向日葵园地”,7月30号在亲里体育场附近正式开放了。
其中,种植的大约4000棵向日葵中的一部分种子是从东日本大地震的受灾区福岛县订购的。同学们意气风发地说:“希望这次活动能成为回顾灾区、提高防灾意识的机会,并且期待这里能成为让更多人观赏的景点”。
当初,居委会呼吁天理大学协助种植开放向日葵园地,于是天理大学学生志愿者于今年2月成立了“ひまわりのチカラ”(向日葵之力)执行委员会。同学们力行与当地居民一起在废弃的耕地上清除杂草和石头并播种种子,在约800平方米的土地上共播种了7800粒种子,其中800粒是从支援残疾人的“NPO法人Team Fukushima”(福岛县)购买的。契机是天理大学了解到该法人的活动情况,于是提议播种受灾区的种子。
在园地开幕活动的这一天,放暑假的孩子们和当地居民都参加了,他们高兴地在向日葵田里散步、拍照。3年级的高井直辉执行委员长说:“很高兴我们播下的种子茁壮成长。”二年级学生西村若菜也对完工感到很满意,她说:“期待园地能成为一个让大家聚集的地方。”
向日葵园地今后也将继续运营,杣之内町的中岛和人区长说:“本地区还有其他废弃的耕地,今后我们将会与学生们合作种上油菜花和莲花等,让地区更加繁荣。”

・写真(上)開園した「ひまわり畑」。子どもたちもうれしそう
→向日葵园地开园。孩子们也喜悦不已

・写真(下)地元住民らとヒマワリを育ててきた天理大の学生たち
→当地居民和栽培向日葵的天理大学学生们