コロナ禍の学生に食料を配布「若者応援プロジェクト奈良」

2021.11.02

ニュース

10月29日、天理大学杣之内キャンパス学生ホールで、コロナ禍によってアルバイト収入が減るなど、困難な状況にある学生に対して食料の無料配布を行い支援する取り組み、「若者応援プロジェクト奈良」が実施されました。

天理大学では昨年の大学独自の取り組みである学修支援金給付をはじめとする、コロナ禍における学生支援を様々な方面から取り組んでいます。今回、その一環として、奈良県生活協同組合連合会、フードロス問題に取り組むフードバンク奈良、県内大学の生協、ならコープの共同による申し出を受け、食料無料配布を以て学生を支援する取り組み「若者応援プロジェクト奈良」を実施しました。

今回配布された食料は、お米5キロ、インスタント食品、お菓子などの詰め合わせセットで、事前申込みを行った100名の学生が順次、学生ホールを訪れ、食料を受け取りました。

本学では、奈良県外出身の在学生も多く、全在学生の内、3割を超える学生が下宿しています。一人暮らしの学生からは、「大学内でこのような取り組みがあるのは嬉しい」「バイトのシフトが減って生活費がギリギリな中、節約のために毎日お弁当を作っているのでお米を支給してもらえて助かる」などと、感謝の言葉が聞かれました。

奈良県生活協同組合連合会のスタッフとともに食料配布を手伝った天理大学の学生自治会総務委員長の栗本洋世さん(生涯教育専攻4年・天理)は、「コロナ禍でバイトが出来ない友達が周りにいる中で、生活が苦しい学生がいる現状を身近な問題に感じていたので、地域の方と一緒にこうした取り組みに参加できたことはとても嬉しいです。」と語りました。

また今回の取り組みを主導してきた「若者応援プロジェクト奈良」の担当者である奈良県生活協同組合連合会の清水順子さんは、「コロナ禍で困窮している学生の皆さんに対して、地域との繋がりがあるということ、一人じゃないということを伝えたい。困っている時には支え合いましょう」と、本学の学生にメッセージを送りました。

なお、奈良県生活協同組合連合会をはじめとする関係者のご厚意により、「若者応援プロジェクト奈良」第二回目の実施を本学キャンパス内で12月中旬に実施する予定です。詳細は決まり次第、ホームページ等でお知らせします。