「山の辺の道は地図を見ただけでも多くの史跡があることが分かるが、実際に歩いたことで本当に近い位置に史跡が存在していることを実感できた。実際の史跡の前でそれぞれが作成した資料の説明を聞くことで、史跡のできた時代背景、移り変わりなどを実感できた。史跡について話しながら歩くことも楽しかったが、桜井市埋蔵文化センターで、遺物や遠景写真などを見て情報補完できたのがよかった。特に茅原大墓古墳の盾持人埴輪の実物に出会えたことはとても感激だった。」
「最初はパンフレット作成の作業が大変だと思う気持ちが拭えなかったが、文献を読んでお綱祭りについて知っていくうちに、どんどん楽しくなった。奇祭と呼ばれるだけあって祭りの流れもなかなか独特で現地に一度行ってみたいと強く感じた。実際の散策は、その場に行って初めて味わえる空気感を楽しむことができた。今回のパンフレット作りで学んだレポートの書き方を次回のレジュメ作りにも生かしたい。」
「三輪そうめんについて調べたが、熊本県出身なので奈良県のことをほとんど知らず、ゼロからのスタートだったので、パンフレット作成は正直とても大変だった。その分、とても勉強になったと思う。『山辺の道を歩く2021』の当日はたくさんの人の前で話すことに緊張したものの、これもよい経験になった。また、大神神社に行って綺麗な景色をたくさん見ることができたのは、よい息抜きになった。」
「私が調べた大神神社は、何度か訪れたことがある場所だった。しかし人に見せる目的でパンフレットを作ったことによって、情報収集・考察の中で、これまで知らなかった新たな知識を得ることが出来た。発表後にこうした方がよかった、この情報を入れるべきだった等、反省点が浮かんできたので後悔はあるが、それを別の機会に活かしたいと思っている。」
「パンフレット作成の作業では、担当テーマについて話題を広げることに苦戦した。担当した民俗事例について、事前の知識がほとんどなかったため不安もあったが、集めた文献を基に先生からアドバイスをもらいながら形にすることができた。この経験を次に活かしたい。」
「パンフレット作成では、分厚い調査報告書を読んでまとめるのに苦労した。当日は短かい時間で発表しなくてはいけないので、どの部分を話したらいいのか、どのような説明をしたらうまく伝わるかに留意する必要があった。実際に訪れた今回の『山の辺の道を歩く2021』のスポットは、ほとんど訪れたことのない場所ばかりだったので面白かったし、他の学生の発表は参考になった。」
「準備をするのが大変だった。準備に費やす時間が限られていたとはいえ、文章のスペルミスや同じ文章が繰り返されるといったケアレスミスが目立ったのは、反省点。いざ下級生を前に発表しようと思うと、言葉に詰まってしまい、言いたいことが言えなかった。発表することの難しさを知ったという意味ではよい経験になったと思う。発表する力を伸ばしていきたいと思った。」
「パンフレットをつくるにあたり、最初はどの文献からあたればいいのか分からなかったので文献を探すのが大変だった。また探した文献から重要と思われる部分を抜き出していく作業も時間がかかった。複数の文献から共通項を見いだしていくなどの工夫をした。石室に入れるところがあり、貴重な経験ができて楽しかった。」
「『山の辺の道を歩く2021』通して、史跡・遺跡に関する資料や本を読んで、人に説明するための情報を探してまとめることがどれだけ大変か痛感した。また、客観的に見てどう説明すれば、その情報に興味を持ってもらえるのか、工夫を凝らす必要性を感じた。」
「パンフレット作成では、文献を見つけるのにかなり時間がかかってしまった。図書館の蔵書検索で直接的な検索だけではなく、色々なキーワードから検索をかけることで関連して調べたいものが出てくることがあることを学んだ。蛇神信仰について調べて分かったのは、かなり歴史も古く日本全国に深く根付いている信仰であるということだった。世界各国にも蛇神信仰はあるようなので、それについても知ってみたいと思った。」
「準備不足がかなり目立つ発表になったのは反省点だと感じている。活字上は問題なく思えた資料も、口頭で読み上げると文章構成などに違和感を覚えた。もう少し早く仕上げ、先生方にアドバイスを貰っていれば改善できたと、かなり後悔している。
現地の写真が撮れないのであれば、参考写真を増やすことも考えればよかった。短い発表時間の中で、必要最低限の情報をいかに簡潔に、そして飽きさせないユーモアのある発表にできるか、今後チャレンジしたい。」