12月11日、(主催:天理大学、後援:駐日スペイン大使館・天理市・奈良新聞社)がオンラインにより開催され、本学の国際学部外国語学科スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻の香村信(外国語3年・天理)さんが優勝、ならびに天理市長賞を獲得しました。
この大会は、スペイン語の語学力を競う全国規模の大会で、今年はコロナ禍の影響を考慮して動画審査とオンラインによる結果発表という形で実施。本学をはじめ、全国5大学から10名の学生が参加し、それぞれの動画で、自身が選んだテーマについて表現力ゆたかに熱い思いをスピーチしました。
優勝に輝いた香村さんは「Los Santuarios Japoneses(日本精神の源としての神社)」を演題に、日本人のもつ宗教性について考察しました。「日本人が神社に魅了されるのは、長い日本の歴史の世界を追体験できるからではないか」と指摘したあとで、スペインの詩人アントニオ・マチャドの至言や自身の経験にも触れながら、「巡礼や参拝という非日常的体験を通して、科学テクノロジーがどれほど発達しても、人間が絶対ではなく相対的存在であることを再認識することができるのだ」と、流暢なスペイン語で語りました。
この他にも本学の学生では、スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻の西勇翔(外国語3年・二階堂)さんが「日本人の謙遜」という演題でアルコイリス会賞を受賞、泉岡宏典(外国語3年・天理)さんも「差別」という演題で力強いスピーチを披露しました。
また、スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻の学生で構成するアルコイリス会が、司会など当日の大会運営を担いました。