6月3日、外交官養成セミナーの開講式が天理大学創設者記念館（若江の家）で執り行われました。

外交官養成セミナーは「天理大学ビジョン2025」に基づき、2018年末から始動したプロジェクトで、本学の少人数制による語学教育の伝統を活かして、難関の外交官試験を突破し、建学の精神を世界で体現できる人材を育成することを目的としています。

式典で挨拶に立った東馬場副学長は、学内の選考を経て選抜された受講生を祝福し、外交官養成セミナーはこの先の人生を大きく左右するものであると述べました。また「外務省の専門職試験合格というゴールを目指し、同じ志をもつ仲間と切磋琢磨してほしい」と受講生の今後に期待を寄せました。

開講式には継続受講が認められた3〜4年生4名と新たに選抜された1年生8名が出席。受講許可証を受け取った学生は決意表明を行いました。

式典には本学OBで現役外交官の大黒和親さん（ヨーロッパ・アメリカ学科2013年卒・在ハイチ日本国大使館三等書記官）も駆けつけ、「セミナーで一生懸命学び、天理大学生として胸を張って試験に臨んでほしい。霞が関で皆さんをお待ちしています」と激励の言葉を送りました。

なお外交官養成セミナーは、語学レッスンや国際情勢に関する学習、本学OB外交官との交流を課外活動として行い、4年次に実施される外務省の専門職試験合格を目指します。

外交官養成セミナー受講許可学生コメント

●植田真さん（英米1年・高知西）「セミナーの内容を自分のものにできるよう、1年生のうちから精一杯頑張りたい」

●笠飯久代さん（英米1年・天理教校）「語学力を磨き、英語の記事を理解できるようになるのが目標」

●野村はるさん（西伯1年・西尾東）「先輩方から学び、多くの知識を吸収したい」