夢をかなえた人は、どんな人生を送るのでしょうか。ノーベル賞に選ばれた小説家やヒマラヤ山脈から生還した登山家…トップランナーは、想像もできないような努力を重ね、その道を極めた後もその世界一筋で生きていく。そんなイメージが湧いてきます。
天理大学教授の細川伸二教授は、柔道のオリンピックメダリスト。伝統ある天理大学柔道部出身であり、ロサンゼルス(1984年)・ソウルオリンピック(1988年)の60kg級において、それぞれ金・銅メダルを獲得。日本の柔道史にその名を刻む、強豪選手です。
強面な姿を想像しがちですが、実際の細川教授はユーモアと機知に富み、フランス語に堪能な柔道家。“スポーツ一筋”というステレオタイプなイメージを鮮やかに覆す細川教授に、天理大学のスポーツ教育が教える国際性と人間力とはなにか、伺いました。