「高校生の頃、将来ひとの役に立てる職業につきたいとの想いで進路を考えたとき、病や怪我と闘う患者さんをそばで支える看護師に興味を持つようになりました」

図書風景

そう話すのは、2023年に天理大学と統合する現・天理医療大学で学ぶ、医療学部看護学科の丸本翔太さんです。看護の技術はもちろんのこと、医療人に必要不可欠な倫理観を養う『生命倫理』の授業に、特に強い関心を持って日々の学びを深めています。 

丸本さんにとって、最も印象に残っているのは、天理よろづ相談所病院での実習です 

初めて患者さんを担当したことで、看護への責任感をよりいっそう強めました。 

 

「最初に医療現場に立ったときは、緊張して積極的な姿勢を失いかけたこともありました 

それが悔しくて、空き時間を使って患者さんの病状に合った看護を徹底して調べました。 

現場の看護師からの的確なアドバイスにも背中を押され、自信を持って看護を実践できるようになったのを感じています 

患者さんの『ありがとう』の言葉が、前に進む力となりました

看護実習風景2

そんな丸本さんがめざすのは、患者さんの心に寄り添い、医師や他の医療職と連携しながらチーム医療に貢献する看護師です 

「人に尽くすことを自らのよろこびとする」という医療学部の理念に影響を受けながら、漠然と抱いていた理想の看護師像を具体的な目標へと昇華させました。 

丸本さんには、夢があります。 

 

「僕の今の目標は、被災地などで看護支援を行うことです。現場で最善のケアを提供できるように、現状に満足せず努力を続けたいと思います」
 

 将来を見据えて努力を厭わぬ丸本さんの挑戦は今日も続きます。 

医療学部 看護学科
人に尽くすことを自らのよろこびとする医療人をめざして