
THE STORIES #034
限界は決めない。未来の自分のために。
国際学部 外国語学科
藤吉 史緒さん
「高校生の時に韓国の学生と交流したことがきっかけでした。
私の母校である狭山高校と、韓国の景福高校が姉妹校協定を結んでおり、高校2年生の時に韓国の学生の家に2泊3日のホームステイをする機会があったんです」
国際学部外国語学科韓国・朝鮮語専攻の藤吉さん。
今では韓国語検定を取得し流暢に会話ができる彼女ですが、高校時代の初めてのホームステイでは、悔しさが残ったと話します。
「韓国には興味があったのに、言葉が全然話せなかった。
ジェスチャーを使って、なんとか言いたいことを伝えようとしたのですが、意思疎通がなかなかうまく行来ませんでした」
”自分の思っていることくらい、自分で伝えたい”
そのとき感じたもどかしさをきっかけに、藤吉さんは大学で韓国語を本格的に学ぶことを決意します。
近畿圏を中心に韓国語を専攻できるところを探し、オープンキャンパスを訪れたことが天理大学との出逢いでした。
「実際行ってみると、韓国朝鮮語の先生方が、ここに入ると毎日どっぷり韓国語を学べるよ、とおっしゃっていたので、専攻で韓国語を学べる天理大学への進学を決めました」
韓国で生きた韓国語を学びたい。
韓国語を話さないといけない環境に身を置いて、韓国語だけに集中したい。1年生の頃からそう感じていた藤吉さんは、留学に出発します。
しかし、そこで感じたのは、やはり悔しさともどかしさ。
毎日新しい単語に出会い、どこに行っても韓国語で話さなければならない状況に、自分が今まで勉強したものは、本当に韓国語のほんの一部だったんだなと感じたそうです。


「でも、悔しいこと以上に、嬉しかったこともあります。
留学に行かなければ会えなかったような国籍の留学生と出逢えたり、韓国の大学生と部活動を共にしたり、日本の他大学からの留学生と仲良くなったり、自分の人生において大切な人とたくさん出会ったように思います。
いろいろな人と話すことで、視野が広がりました。
貴重な経験を大学生の時にできたことが、とてもありがたいです」
そんな藤吉さんの将来の夢は、いつか韓国で働くこと。
ホテルでの勤務が決まっている藤吉さんは、まずは日本で経験を積みたいと考えているそうです。
「自分の限界は、決めない方がいいと思うんです。
私は心配性で、何かをする前には必ず心配になります。
こんな自分がうまくできるはずがないとか、失敗したらどうしようとか色々考えるのですが、終わってみたら意外とうまくいったということが多い。
だから、何事も初めからうまくできる人はいないと前向きに考え、挑戦するようにしています」
未来の自分がいつか今を振り返ったときに、後悔をしないように。


「今学んでいることは、必ず未来の自分のためになる。
学び続ける姿勢を忘れずに、卒業後の社会人生活を送りたいと思います」

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