
THE STORIES #014
継続“が”力なり
地域文化学科アメリカス研究コース
講師
上谷 聡子さん
「名古屋国際女子マラソンに出るぞ!」
大学2年のとき、恩師である女子駅伝競走部の監督が言ったその言葉が、大会参加へのきっかけ。
練習の一貫として出場したものの、大きな道路を独占して走る爽快さと、女性先輩ランナーのたくましさに魅了されたと言います。
フィニッシュの感動が忘れられない。
専門領域がスポーツ科学やスポーツ文化である上谷さんは、「机上の研究だけでは、分からない」との想いから、現在も現役市民ランナーとしてトレーニングを続け、世界や日本各地のマラソン大会に参加しています。
フルマラソンを始めたことで、“しんどさ”を計るものさしが長くなった。
上谷さんは、そう話します。
「チャレンジするまでしんどいなあと思っていたことが、フルマラソンに比べればどうってことない!と思えるようになりました。
その変化で、自分の能力の可能性も広がったと感じます」
そんな上谷さんのモットーは、「継続“が”力なり」。
「普通は、継続“は”力なり、ですよね。でも、私はあえて“が”を使っています。
途中で投げ出さず、苦手な事でも地道にコツコツと取り組み続ける気持ちこそが、素質や才能を越えるもっとも大きな“力”になる。
フルマラソンが、それを教えてくれました。」
今後の目標は、指導者として、生涯スポーツのランナーとして研究を継続しながら、一般の方々へのランニング指導に携わっていくこと。
「“走れる先生”として、運動が得意な学生やそうでない学生にとっても、身近な存在の先生になれたら嬉しいです」

地域文化学科アメリカス研究コース 講師
上谷 聡子