
THE STORIES #013
“見返りを求めない”って、
なんだろう。
人間学部 人間関係学科
世登 穂乃香さん
「報われない努力はあるけれど、無駄な努力はないよ」
寮生活のなかで、ある日、彼女は寮の先生(寮母さん)にこう言われたといいます。
「頑張っても結果が出なくてくじけそうになっていたとき、無駄なことではないのだと励まされました。
この言葉を胸に、たとえ結果が出なくても、努力を大切にするようにしています。」
人間学部の世登さんは、市内のあおぞら倶楽部や、ふれあいセンターで、発達に障がいを持った子どもたちの支援に取り組んでいます。
きっかけは、寮の先輩から誘われたこと。
「入学当時、寮の同部屋でお世話になっていた先輩から誘われて。
もともと子どもが好きなんです。サークルの活動を見学させてもらったとき、自分の気持ちに素直な施設の子ども達と接するのが楽しいと感じました。」
“見返りを求めない”って、どういうことなんだろう。
支援活動を通じて、世登さんは自分自身に問いかけるようになります。
「“相手の気持ちになって”
これはいつ何時も大切なことだと思います。
“見返りを求めない”というと綺麗ごとのようですが、自分よりも人のために尽くせるような人でありたいと思っています。」
時には失敗したり、落ち込むこともある。それでも、“人に楽しんでもらうことの喜び”を目指して。
「それがいつか自分のためになると信じて、頑張りたいと思っています。」
