
THE STORIES #022
JAZZから学んだ、
“人”とのつながり。
人間学部 人間関係学科
山田 直子さん
「女性ドラマーの人口は、男性ドラマーに対して圧倒的に少ないかもしれません。
そんななかでも私を受け入れてくれた先輩たちに感謝しています」
天理大学の軽音楽部、ALS Jazz Orchestra(アルス・ ジャズ・オーケストラ)。サックスやトロンボーンなどの音色が織り成す本格的なジャズ音楽で、新入生歓迎のクラブオリエンテーションから卒業式、天理駅前コフフンまで、学内外のイベントを盛り上げています。
このクラブでクールにドラムを叩いているのが、人間学部の山田さん。
初心者からのスタ―トだったものの、地道に練習を重ね、三年目には全国大会にも出場。今では‟大学ジャズ界の甲子園”と言われる山野ビックバンドジャズコンテストに向けて、練習に励む毎日です。
そんな山田さんが大切にしているものは、“人”とのつながり。
「バンドで一つの曲を完成させようと思ったら、まず人がいなければ何もできません。
‟誰が欠けてもいいステージにはならない”と、高校時代の部活動の先生に言われたことがあります。
今でもこの言葉を思い浮かべながら、活動するようにしています」
JAZZは大好きだけど、音楽と仕事は別。
現実を見据える彼女の夢は、児童福祉施設などで働き、人との接し方やふれあいを大切にできる施設職員になること。働きながら、JAZZも続けたい。
「演奏を通して、たくさんの方々に音楽の魅力を伝えていけたら。
大学を卒業して別のバンドに移っても、ずっとドラムを続けていきたいと思っています」
