
THE STORIES #030
“心を込めて”、子どもたちのために役立ちたい。
兵庫県 豊岡こども家庭センター
長谷川 大造さん
「大学時代に児童虐待に関する報道に触れ、
苦しむ子どもたちのために役立ちたいと強く思い、児童福祉司を目指しました」
人間学部の2017年卒業生長谷川さんは、現在兵庫県豊岡こども家庭センターに勤務しています。
このセンターは児童相談所と呼ばれる行政機関にあたり、虐待から障がいについてなど、相談は多岐にわたります。
大変な仕事であるものの、やりがいを感じるのは、保護者の方と信頼関係が築かれ、子どもへの接し方が変わったとき。
心を込めて仕事をすることの大切さを、働くほどに実感しています。
そんな長谷川さんにとって印象に残っている在学中の思い出は、国家試験に友人たちと協力して挑んだこと。
「分からないことは教え合い、ストレスなどのある意味でネガティブな状況や感情も共有することで、お互いを支えていました。
自分一人で抱え込まないことで、皆が良い精神状態で臨むことができる
この経験と教訓は、組織やチームでの動きが重要となる現在の仕事でも生きていると感じています」
今は未熟なところがたくさんある、と痛感している長谷川さんですが、今後も研修などを通して、将来は上司から信頼される部下になりたいと思っています。
「時には掲げた目標に対して弱気になったり、どうせ自分なんか…と思ってしまうこともあるかもしれません。
私も公務員試験で挫折しそうになりましたが、自分を信じてもう一度立ち上がることができたから、内定をもらうことができました。
大学4年間、様々な葛藤に向き合いながら、社会に羽ばたいて欲しいと思います。」

活力ある福祉社会を担う人に。