独りで舞うことは、<br>出来ない。

THE STORIES #008

独りで舞うことは、
出来ない。

文学部 歴史文化学科

正木 友実さん

「大学生活を、何かに打ち込んで過ごしたいと思っていました」

天理大学杣之内キャンパスの午後。図書館を左手に静かな構内を歩くと、聞き慣れない不思議な音色が聞こえてきます。弓道場と向かい合う白い建物には、“雅楽部”の看板。

1951(昭和26)年から続く、歴史ある文化系クラブです。

文学部の正木さんは、雅楽部員の一人。龍笛と舞の練習を通じて、格式と伝統の世界にのめり込んで行くようになりました。

彼女の情熱をさらに深めたのは、入部して1年目の定期公演。部員の減少もあり、二人舞を急遽一年生二人で行うことになったそうです。

「当時は、正直なところ、経験が浅くまだ出来ることがほとんどありませんでした。

でも、これがきっかけになって、より真剣に取り組むようになったんだと思います。

練習を重ねれば無茶に見えることでも可能になるし、誰かと一緒だから、一人じゃないから出来ることってあるんだなって」

将来の夢は、学芸員。伝統楽器の取り扱い方など、博物館で生かしたいと考えています。モットーは、“前に出過ぎないこと”。

「笛でも舞でも、雅楽は皆と一緒に合わせるものだから。

調和を崩さないように、常に周りを支えられるようでありたいと思っています」

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