人の痛みに、真摯に向き合える人に。公認心理師をめざし、勉強中。

THE STORIES #042

人の痛みに、真摯に向き合える人に。公認心理師をめざし、勉強中。

人間学部 人間関係学科

堅田萌恵さん

「水谷修さんの著書を通じ、日本でも多くの子どもが深く傷つき、苦しんでいる現実を知りました。“人の心の傷を癒すことができるのもまた、人の心である”と考えるようになり、そのためには心を知る能力、理解する技術を身につける必要があると感じたのが、臨床心理を学ぼうと思ったきっかけです」

思いやりのある言葉で静かに語るのは、堅田萌恵さん。国家資格の公認心理師をめざし、勉強に励んでいます。

「もともとは民間資格であった臨床心理士から、新たに国家資格の公認心理師という資格ができたことで、心理士(師)としての活躍の場が広がり、さらに繊細で深いところまで関わっていくことができるようになると思っています」

そんな堅田さんは、ドイツ留学に向けて、語学の勉強にも熱中しているそうです。

「“心に触れる”ためには、何かしらの方法で“言葉に触れる”に必要があると考えています。その一手段として、外国語を勉強することを通じ、“我々とは何者なのか”、“言葉と言葉の境界線に存在する壁を私はどう捉えるのか”、といったところまで深く考え、自分の目で見て確かめたいと思っています」

人の痛みを理解し、寄り添い、真摯に向き合える人間になりたい。
そう話す彼女は、今日も新しい人との出会いや振り返りを大切にしながら、学びを深めています。

人間学部人間関係学科臨床心理専攻

「人のふしぎと面白さ」を探究する。