夢はフェンシング部をつくること。感謝を胸に、もっと強く。

THE STORIES #049

夢はフェンシング部をつくること。感謝を胸に、もっと強く。

体育学部 体育学科

堀内信吾さん

「フェンシングを知ったきっかけは、ロンドンオリンピックでした。当時、僕はまだ中学生。男子フルーレ団体が銀メダルを獲得したのを見て、この競技に憧れを持ちました」

ピストと呼ばれる細長い台の上でひとり剣を構える、真剣な眼差しの男子学生。
体育学部体育学科の堀内さんです。天理大学にはフェンシング部はありませんが、県内の高校や近畿圏の他大学で練習を重ねています。

「高校でフェンシング部に所属し、競技に熱心に取り組んできました。しかし、高校3年生のインターハイで怪我のために本領発揮ができず、思ったような成績が残せませんでした。今でも悔しい思い出ですが、それを機に怪我をしないためのトレーニングについて、真剣に考えるようになり、文武両道で実績のある天理大学への入学を決めました」

堀内さんは、天理大学の授業で学ぶトレーニングや調整方法を競技に生かしながら、日々練習に打ち込んでいます。

「1週間のうち4日ほどは、大学外での練習を行なっています。それ以外の日も、総合体育館トレーニング場で、指導を受けながらトレーニングに励んでいます」

孤独にも思える練習のなかで、努力を重ね、結果を残してきた堀内さん。
2018年12月には、第71回全日本フェンシング選手権大会に出場を果たし、天理大学ふるさと会の海外研修制度を通じて、フランスでのフェンシング留学も経験しました。

「フランスでは、オリンピックチャンピオンも輩出したようなビッククラブを拠点に研修をさせていただくことができました。
僕の夢はいつか天理大学にフェンシング部を作ること。感謝を忘れない、というモットーを胸に、これからも文武両道に全力で取り組みたいです」