縁の下の力持ちで、あなたの旅をサポート。

THE STORIES #055

縁の下の力持ちで、あなたの旅をサポート。

ツアー添乗員
株式会社 エコールインターナショナル

平川 敬康さん

「お客様の楽しかったよという声と、ツアーが事故なく順調に終わることほど嬉しいことはありません」

文学部で考古学を専攻した平川さん。職業は、ツアー添乗員。国内海外問わず各地への旅行に添乗し、在学中に得た豊富な知識と教養を生かした分かりやすい案内で、多くのツアー参加者を魅了しています。

「各地の風景・食べ物等が一番印象に残るように努めています。添乗員はあくまでも縁の下の力持ち、陰であるようにというのを第一にしているつもりです。とはいえ、『一番印象に残ったのは、あなたの案内だったよ』といっていただくことも、感慨深いものではありますが」

平川さんは、学生時代は遺跡の発掘調査に熱心に取り組んだそうです。

「イスラエルのエンゲヴ遺跡(※現在はテルヘレシュ遺跡に調査地変更)の発掘調査に参加しました。イスラエルを中心とした地域の研究をしたいと考えていましたが、その為には自分の国のことを知らなければと、卒論では縄文時代の刺突具を取り上げました。

また、海外の文献はドイツ語が多いため、第二外国語はドイツ語を受講しました。現在もドイツ語圏に添乗しているときにその経験が役立っています」

考古学の勉強も、語学の勉強も。天理大学での学びがまさに直結する仕事に日々励んでいる平川さん。後輩たちへのメッセージを、こんな風に語ります。

「在学中は身近過ぎていかに恵まれた環境にいるのか気づきにくいかもしれませんが、天理大学は国内有数の施設である天理大学附属図書館、天理大学附属参考館があり、語学も多くの言語を学ぶことができます。もっとも、その環境を生かせるかどうかは本人の努力次第ですが、その努力にこたえることができる環境が、考古学研究室を始め天理大学にはあります。
多くの事を学んで、様々な世界に羽ばたいてください」

文学部歴史文化学科考古学・民俗学研究コース

モノと人からアプローチする