戦国時代、長く続いた内乱の時代から天下泰平の時代へ、どのように社会が転換していくのかを研究しています。中でも、京都から足利将軍を追放して、近畿と四国を支配し「天下」を治めたと評された三好長慶や、その重臣として大和を支配し、後に織田信長に仕えるが背くことになる松永久秀をテーマにしています。

現代人の抱く戦国時代のイメージのほとんどは、江戸時代以降に創作されたものです。調べていくと、世間一般で思われているイメージが、実は「証拠がなかった」とか「実像とかけ離れていた」ということが見えてきます。

大学では授業の取り方や休日の使い方など自由度が増し、受け身で過ごしているとあっという間に4年間が過ぎ去ります。自ら動き、積極的にチャレンジする姿勢を大切にしてください。

■ 文学部教員・研究者情報

文学部歴史文化学科・准教授 天野 忠幸