日本の近代文学が、異なる文化とどのように影響しあいながら展開していったのか、物語のパターンや文体から考えています。
ふたつの軸があり、ひとつは夏目漱石を中心とする明治文学、もうひとつは日系移民の文学です。

森鴎外は「二本足の学者」と呼ばれていました。江戸時代までの伝統的な日本文化と、最新の欧米文化の両方をよく知っていたからです。漱石もそうです。私もよく明治の人や日系移民の人たちには、これはどう見えるかなと考えます。

「今・ここ」とは違う場所で生きている人の目を知ることは、生活を豊かにし、目の前のことを解決するきっかけをくれます。

歴史を遡ったり、外国に行ったり、架空の世界に没頭したり。何でも好きなことをつきつめると、豊かな贈り物をもらえると思います。

■ 文学部教員・研究者情報

文学部国文学国語学科 教授 北川 扶生子

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