3月4日、天理大学文学部歴史文化学科考古学・民俗学研究コースの山村早輝さん(4年・一条)が、京都産業大学にて開催された京都民俗学会第14回卒業論文報告会において、研究発表を行いました。
山村さんは「大和高原地域における正月行事と年神観の変容―奈良市田原地区を中心に―」というタイトルで、奈良市内でのフィールドワークや聞き取り調査のデータをもとに、正月行事に表れる現代の年神観について、卒業論文にまとめました。
当日の発表は全出場者のラストを飾るものでしたが、これまでの成果を堂々と披露しました。また、現地の状況や資料分析の方法など、踏み込んだ質疑がフロアから寄せられましたが、山村さんは落ち着いた対応で応え、卒論はもとより、今後の研究の進展を期待する高評価を得ました。
考古学・民俗学研究コースでは、今後も学会主催の卒論報告会に積極的に参加し、学外に卒論の成果を発表していきたいと思います。