京都民俗学会第14回卒業論文報告会で本学学生が発表しました

2023.03.29

ニュース

3月4日、天理大学文学部歴史文化学科考古学・民俗学研究コースの山村早輝さん(4年・一条)が、京都産業大学にて開催された京都民俗学会第14回卒業論文報告会において、研究発表を行いました。

山村さんは「大和高原地域における正月行事と年神観の変容―奈良市田原地区を中心に―」というタイトルで、奈良市内でのフィールドワークや聞き取り調査のデータをもとに、正月行事に表れる現代の年神観について、卒業論文にまとめました。

当日の発表は全出場者のラストを飾るものでしたが、これまでの成果を堂々と披露しました。また、現地の状況や資料分析の方法など、踏み込んだ質疑がフロアから寄せられましたが、山村さんは落ち着いた対応で応え、卒論はもとより、今後の研究の進展を期待する高評価を得ました。

考古学・民俗学研究コースでは、今後も学会主催の卒論報告会に積極的に参加し、学外に卒論の成果を発表していきたいと思います。

山村早輝さんコメント
「報告会当日は、とても緊張しましたが、発表後にフロアの皆様から様々なご意見をいただき、新たな気づきや学びが沢山あり、とても良い経験になりました。今回、発表することができたのは、ご指導くださった先生方、調査に協力してくださった地域の皆様など多くの方々に支えていただいたおかげです。本当にありがとうございました。今後も、この貴重な経験を糧に頑張って参りたいと思います。」