本学OBの外交官による特別講義を開催

2023.06.05

ニュース

スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻では、中米の在コスタリカ日本国大使館に三等書記官として勤務される小松﨑佳次さん(旧イスパニア語コース・2013年3月卒業)を講師に招いて、特別講義を開催しました。

小松﨑さんは、本学卒業後、在メキシコ日本国大使館や在チリ日本国大使館において在外公館派遣員として勤務し、2017年の本官採用後は、外務省本省や在ニカラグア日本国大使館を経て、現在は在コスタリカ日本国大使館で勤務されています。

講義では、在外公館の役割について解説されたあと、ご自身の経験をもとにこれまで赴任先で携わった仕事について紹介してくださいました。
その内容は、ニカラグアのハリケーン被災地での活動から、日本文化の紹介や学術交流の促進などにおよびます。受講生たちは、講義を通して活動の最前線の様子を学ぶことができました。

最後に小松﨑さんは、「外国語を使って皆さんは何がしたいのか?」と問いかけをしたうえで、「外国語を修得すれば、人間関係が広がり、様々な情報リソースが得られ、皆さんの将来の可能性を広げることにつながります。でも、言葉はあくまでも手段です。その能力を将来何に活かしたいのか、言語を学んだその先を考え、大きな目標をもって外国語を学んでもらいたいです。」と、学生たちに語りかけました。

講義のあと受講生からは、「なぜ外交官を志望されたのか」「一番過ごしやすかった赴任先はどこか」「在外公館で勤務するうえでの苦労や魅力は何か」といったさまざまな質問が出され、小松﨑さんは、その一つひとつに丁寧に答えてくださいました。

受講生からのコメント

「実際に、外交官として働かれている先輩のお話を聞けて、とても貴重な経験ができました。」

「在外公館の役割や、外交官の携わる仕事がとても多岐にわたっていることに驚きました。」

「将来、いま学んでいるスペイン語を活かせるよう、さらに先の目標を持って頑張りたいです。」

「小松﨑さんのように、私も外国語を使って様々な場面で活躍できる人になりたいと思いました。」

「外国語を使って将来何がしたいかを考えることが大切だという説明は、とても分かりやすく勉強になりました。」