6月29日、スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻の3年生が、天理市内のペルー料理店「34番地LOCAL34」において、「スペイン語によるペルー料理実習」に参加しました。
スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻では、コロナ禍に入学した現3年生たちが様々な制約のなかで大学生活を過ごしていたことから、専攻教員が、「修得した言語を使う機会や、異文化に触れる体験を少しでも多く設定したい」と相談を重ねていました。
今回実習先となったペルー料理店の店主・笠飯幸嗣さんは、本学のイスパニア学科の卒業生で、かねてより「スペイン語圏の文化に触れる機会を学生さんに持ってほしい」と、学生の支援について専攻教員に相談していたことから、このたびの「スペイン語によるペルー料理実習」が実現しました。
実習内容は、スペイン語圏であるペルーの国民料理「エンパナーダ(empanada)」と「カウサ(causa)」の調理と試食。笠飯氏の夫人はペルーで生まれ育った日系ペルー人で、スペイン語ネイティブであることから、笠飯ご夫妻は、料理の説明・調理など、すべてスペイン語による指導で実習を進めました。
長年スペイン語圏で暮らしてきた笠飯さんが、スペイン語圏の国民料理「エンパナーダ(empanada)」は、具入りのパンであること、家庭や地域によって味付けが変わることなどをスペイン語で説明しました。