台湾・文藻外語大学と学術交流協定を締結

2023.09.04

ニュース

2023(令和5)年8月11日、天理大学は台湾・高雄市にある文藻外語大学と学術交流協定を締結しました。今回の協定締結により、本学の交流協定校は55校目となりました。

本学は、1925(大正14)年、天理教海外伝道者の育成と、外国語教育を通じて豊かな国際感覚をもつ人材の育成を目的に創設されました。以来、創設者である中山正善・天理教二代真柱の信念にもとづき、近隣の国の言語・文化等の教育・研究にはじまり、アジア、ヨーロッパ、南北アメリカの中の10言語(外国語)・文化などの教育・研究を行ってきました。

これに伴い、本学は1963年、韓国外国語大学校との学術交流協定締結を皮切りに、これまで世界25ヵ国(地域)・54大学と学術交流協定を結び、交換教授の相互派遣や、毎年、約50名の留学生の派遣とその受け入れを行うなど、国際交流を推し進めてきました。

55校目の協定校となった文藻外語大学は、台湾南部の政治・経済・文化の中心都市である高雄市にキャンパスがあり、台湾で唯一の外国語教育を標榜した大学として、毎年、国際的に活躍する人材を多く輩出しています。また、カトリック系の聖ウルスラ修道会によって設立された教育機関であり、宗教性の涵養にも積極的に取り組んでいます。

天理大学は1965年に台北の中国文化大学と学術交流協定を結んで以来、台湾にある複数の大学と同協定を結んできました。台湾南部にある大学と協定を結んだのは文藻外語大学が初めてで、台湾における本大学との協定校が8校となりました。文藻外語大学は外国語教育に力を入れ、かつ宗教的なバックボーンを持つ大学として、天理大学とは共通する点が多く、交換留学制度や教育・研究交流の実施などを通じて、実りある交流活動を進めていくことが期待されます。