創作ダンス部が並河健天理市長を表敬訪問

2023.09.05

ニュース

8月30日、天理大学創作ダンス部の代表学生6名と顧問の塚本順子教授が、天理市の並河健市長を表敬訪問し、「第35回全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)」(8月7日~10日:神戸文化ホール)において、2回目となる『NHK賞』(※実質2位相当)受賞の報告を行いました。

懇談の席で、並河市長は今回の受賞について学生らを賞賛した後、本学創作ダンス部が表紙を飾るコンクールのパンフレットを手にしながら、今回の作品名を「Water vein —湧きあがるひと雫のその先に—」とした経緯などについて尋ねました。

学生らはテーマ設定の経緯を語るとともに、自分たちが「水」をどのように捉え、どのように表現するかといったコンセプトや、テーマに相応しい振り付けにチャレンジしたエピソードなどを語りました。

また創作ダンス部顧問の塚本教授からは、今回の受賞作品を更に進化させ、本学雅楽部とコラボレーションした作品を、2025年開催の大阪万博での上演を目指して、現在申請中であることを報告しました。

小山結美佳主将(体育学科4年・帝塚山学院)
「コロナ禍に入学した私たちは、入学式が行われないなど、これまでに経験したことのない多くの制約があるなかで大学生活がスタートしました。4年生になって制約が徐々に緩和され、やっと本来の大学生活を送っているような気がしています。演技の後半部分で、沸き上がる“水”を表現するにあたり、コロナ禍の制約が解除された喜び、自分たちの感情をリンクさせようと試みました。これからの未来を明るく生きるという、皆の“今”の気持ちを表現できたので、一体感のある最高の演技ができたと思います。」

藤井菫副主将・作部リーダー(体育学科4年・帝塚山学院)
「背伸びし過ぎることなく、自分たちが考えられるものをテーマにしたいと思い、塚本先生にアドバイスをいただきながら考えました。「水」は人間にとってなくてはならないものであり、水をめぐって争いがあることや、水が沸き上がってくることで人は生き生きできることなどを表現しました。作品の完成に至るまでには、部員全員が本気で意見を出し合って様々に模索しながら練習を重ねました。本番の演技、特にラストの場面では部員全員が一つになっていることを感じながら演じることができました。」