スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻「2023年度留学報告会」を開催

2023.10.17

ニュース

本学スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻では、9月27日、授業の一環として「2023年度留学報告会」を開催しました。

報告会では、昨年度から今年度春学期にかけて留学した3、4年次生6名が登壇し、専攻の1、2年次生と地域文化学科アメリカス研究コースでスペイン語を勉強する学生に向けて、それぞれの留学経験を報告しました。

発表したのは、スペインに留学した3年次生2名、メキシコに留学した4年次生2名、コロンビアに留学した4年次生1名と卒業生1名、ブラジルに留学した4年次生1名です。

報告会のなかで特徴的だったことは、留学した全ての学生が、共通の感想を抱いている点です。(以下、学生の共通した感想)

「留学したばかりのころはスペイン語やポルトガル語でコミュニケーションを取ることに苦戦したが、必死で努力を重ね帰国するころには語学がかなり上達した」
「言葉の通じない外国でたった一人で生活したことで得られた自信、多くの現地の人たちに助けられたことへの感謝」
「ホームシックにかかった。日本食が食べたくて仕方なかった」

また、日本を出て外国で初めて実感したこととして、「自分がいかに日本のことを知らないか、もっと勉強してくればよかった」と述べた学生も多く、今後留学を考える1、2年次生に示唆を与える内容となりました。

報告会の最後には、留学経験がないにも関わらず、上級のスペイン語を習得した卒業生が報告を行いました。

冒頭、「日本の最近の観光事情」についてネイティブ教員とスペイン語で流暢に意見を交わした後、「学生時代には授業以外に毎日8時間はスペイン語の勉強をしていた」という経験談を披露しました。参加した学生たちにとって、留学しなくても語学を習得できるという実体験は、大いに刺激となり、日ごろの勉強へのモチベーションアップに繋がったようです。

スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻 北森絵里教授コメン
「留学するということは、学生時代の多感な時期に外国で生活し勉強することを通して、人生を豊かにするたいへん貴重な経験を得るということです。語学の上達だけではなく、さまざまな国の人たちと交流し視野を広げ、達成感と自信を得られるのも留学の意義でしょう。」