本学中国語専攻で「実践中国語B」を履修している学生ら10名が、12月9日、同専攻竹田治美教授指導の下、東大寺で通訳ボランティアの実習を行いました。
「実践中国語B」は、「中国語を用いた諸活動を企画・実践できるようになる」「社会貢献活動に必要な中国語を運用できるようになる」「自律的に学習できるようになる」を目標に構成された授業で、今年度も、この日の実習に向けて、春学期から「実践中国語A」「スピーチ中国語A」などの関連科目と連携をとりながら、様々な準備や練習を重ねてきました。
当日、東大寺に集合した学生たちは竹田教授とともに大仏殿を見学。この日のために準備してきた中国語の原稿を手に東大寺の歴史や大仏の鑑賞ポイントを確認しました。その後、学生たちはガイド役と外国人旅行者役の二人一組による事前練習を、大仏殿で2回ずつ行いました。
実習の確認などを行った後、SGGクラブの中国語通訳ボランティアの方々と合流し、実際どのように通訳を行っているかなどの解説を聞いたあと、「奈良に来られた方に喜んでいただけるよう、自分の言いたいことを話すのではなく、旅行者さんの表情を見ながら説明する内容を考えています」と、通訳ボランティアとして心がけているポイントについても教えていただきました。