天理大学国際学部外国語学科中国語専攻の学生主催による「2021年度春季天理大学中国語コンテスト」が、ライブとオンデマンドを組み合わせたハイブリッド方式で開催されました。
コンテストは、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を鑑みて、昨年同様、事前に提出した動画を審査するオンデマンド方式で今年度も開催する予定でしたが、学生たちが舞台に立ってスピーチコンテストを行いたいと希望したことから、ライブとオンデマンドを用いたハイブリッド方式で実施することとなりました。
学生たちが企画・運営したハイブリッド方式のコンテストは、話者が無観客状態の天理大学9号棟ホールでスピーチを行い、その様子をYouTubeのライブ機能を使って配信。審査については、学内の審査員によるライブ審査と、学外の審査員がオンデマンド映像で後日審査を行うオンデマンド審査の二つの審査方式を組み合わせて実施されました。
新型コロナウイルス感染症の対策を踏まえ、ハイブリッド形式で実施された今回のコンテストは、学生の人間力を育てる中国語専攻の方針として学生主体で実施されましたが、専攻教員のサポートもあって、スピーチコンテストに参加した学生、また運営に回った学生も、コンテストを通して貴重な経験を得ることができました。
コンテストには、朗読部門とご当地紹介部門の2部門が設けられ、朗読部門には12名、ご当地紹介部門には6名が、それぞれの予選に出場しました。
本選へ進出した学生は10名で、そのうち県内在住の7名が、8月6日、9号棟ホールの舞台に立ち、スピーチを行いました。無観客で実施されたスピーチコンテスト本選ですが、同級生や出場者を指導した先輩たちは、YouTubeのライブ映像を自宅で視聴し、SNSを使って参加者にエールを送りました。
なお今回の審査員は学内の教員・留学生のほか、学外からは台湾の協定校教員とスピーチコンテスト入賞経験のある卒業生が担当しました。また昨年同様、在学生・留学生による人気投票も行われ、結果が8月31日にSNSで発表されました。