澤井 真 講師が日本宗教学会賞を受賞

2021.09.22

ニュース

天理大学おやさと研究所所属の澤井真講師の著作『イスラームのアダム─人間をめぐるイスラーム神秘主義の源流』(2020年12月18日発行・慶應義塾大学出版会)が、2021年度日本宗教学会賞を受賞しました。

日本宗教学会は1930年に創立。創立25周年にあたり、初代会長である姉崎正治の足跡を記念し、斯学奨励の意味をもって姉崎記念賞を設定。1966年からは、姉崎記念賞を継承するものとして、「日本宗教学会賞」を設定し、優れた業績を残した個人に対して、毎年表彰が行われています。

2021年度の日本宗教学会総会(9月8日)は、コロナ禍の影響でリモート開催となりましたが、その席上でリモートによる「日本宗教学会賞」の授賞式が行われ、澤井講師が受賞挨拶を行いました。

 

澤井真講師コメント

「宗教学とイスラーム学を架橋しようと本書で試みた点を評価していただき、ありがたいと思っています。天理大学で宗教学と天理教学を学んだことが、現在の研究の基盤となりました。エジプトやアメリカで、イスラームの研究を進めるにあたっては、天理教一れつ会、天理大学のニューヨークとパリの海外分校には大変お世話になりました。これからも、天理大学という世界に開かれた大学で、宗教を学ぶことの奥深さを精一杯お伝えしていきたいと思います。」