天理大学卒業の英語科教員らを中心に構成される天理大学英語教育研究会の第15回研究集会(共催:天理学園英語教育連携会議第1回研修会)が、10月30日、オンラインで開催されました。現職の小学校、中学校、高校、大学の英語科教員と教員を目指す本学学生、合わせて35人が参加しました。
英米語専攻では、この研究会を英語科教員養成の教育の一つの柱としており、コロナ禍の今年度はオンラインでの実施を計画。結果、現職の教員は北海道や福島県など遠方からの参加が適い、またアメリカ、ブルネイに留学中の在学生参加することが出来ました。
第一部は本学英米語専攻出身の吉田健悟教諭(奈良県立奈良南高等学校教諭)と岡田真悟教諭(天理高等学校第一部教諭)による実践発表が行われました。
吉田教諭は「ICT を用いたライティング指導」という題目でスマートフォンやパソコンを用いた教室でのライティング指導の取り組みについて、実際の授業動画を用いた報告を行いました。
吉田教諭は自身の基本姿勢として、生徒の発言を否定せず、まずは受け止めるという「ポジティブフィードバック」の姿勢で取り組んでいることを説明した上で、生徒たちが自分で調べたことをGoogle Document等のアプリで他の生徒と共有し、クラウド上で能動的に意見を発信する取り組みについて説明を行いました。