外国人に日本語を教えると、「これから私の留学の経験について書くと思います。」というような作文を書いてきます。でもどこか変ですよね。「これから私の留学の経験について書きたいと思います。」と直したくなりませんか。訂正するとだいぶ自然な日本語になりましたね。皆さんは日本語の感覚があるから、この違いがわかるのです。ところで、その外国人から「なぜ『書くと思います』ではダメなのですか?」と聞かれたら、どう答えますか。この講義では外国人の誤用を手がかりに、普段は気づきにくい日本語のしくみを考えていきます。

おすすめのポイント

  • 日本語の仕組みに関心があって、将来国語の先生や、外国人に日本語を教える仕事に就きたいと思っている人
  • 実際に読んだり書いたりできるのに、なぜわざわざ「五段活用」とか難しい理屈を暗記しなくちゃならないの?と思っている人

担当教員

国文学国語学科 教授 浜田秀

浜田秀
国文学国語学科 教授

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