福井県の小学生が修学旅行で天理大学を訪問

2018.10.24

ニュース

10月18日、福井県の高浜町立和田小学校(岩﨑かず代校長)の6年生が、修学旅行における訪問学習として、天理大学を訪問しました。

和田小学校では、従来から総合学習の時間を利用して、地元・和田のことを学ぶ地域学習をおこなってきました。今回、その学びの成果を身近な大人である大学生に発信し、地域をPRするために、修学旅行の機会を利用しての大学への訪問学習を計画し、6年生の担任である北島正也教諭が、教職大学院時代の指導教官であった本学生涯教育専攻の杉山晋平准教授に相談をし、本学への訪問が決まりました。

当日は、まず小学生が自分たちで作成したパワーポイントのスライドを利用しながら、調べてきた和田小学校の歴史や和田の海、神社のことなどを生涯教育専攻の大学生に発表し、地域のPRをしました。発表の後には、大学生から和田のことをさらに掘り下げた質問も出ました。
また、小学生が和田の砂浜から採取してきた砂を利用したサンドアートづくりを大学生が小学生に教えてもらいながら体験し、交流をしました。
その後、大学生が小学生を案内し、学内を見学しました。見学の途中では、馬術部の馬へのエサやり体験もしました。

小学生の代表は、「発表は緊張したけど、練習よりうまくできました。天理大学の建物が『千と千尋の神隠し』に出てくるような建物でびっくりしました。また、和田にも遊びに来てください。ありがとうございました。」と最後に挨拶をしました。

また、北島教諭は「地域学習は、地域との良い交流の機会になっているし、人権教育に繋がっている面もある。また、今回発表をすることで、子ども達に地域のことをもっと知ってもらうのと同時に達成感を味あわせたくて、杉山先生に相談させてもらったが、非常に良かった」と語りました。

交流した佃恭平(生涯4・西和清陵)さんは「自分が小学生の頃は、こんな経験をしたことがないし、準備がしっかりできていて驚いた。また、地域性も感じられて非常に勉強になった」と感想を述べました。

受け入れを担当した杉山准教授は「最近、高大連携はよく言われるが、今回の受け入れで、小学生と大学生の交流に対しても様々なことへの可能性を感じた」と語りました。