留学生と小学生が「奈良まほろばかるた」を利用して交流

2018.12.14

ニュース

12月7日、天理大学国際学部地域文化学科日本研究コースの授業「ナラロジー概論」(担当:住原則也国際学部教授)の受講生である留学生18名が、天理市立丹波市小学校で同校4年生の児童36名と「奈良まほろばかるた」を使った交流をおこないました。

この交流は、留学生が日本の伝統文化の一端に触れることにより、奈良に関する知識の向上・定着と日本語学習を目的とし、また、小学生にとっては、地元奈良に対する愛郷心を育む地域学習と国際性を涵養することを目的に開催しました。当日は「奈良まほろばかるた」を作成したNPO法人奈良まほろばソムリエの会の方々にも協力いただきながら、交流をおこないました。

交流では、奈良まほろばソムリエの会のスタッフが読み手と審判を務め、留学生と小学生が5,6人ずつのグループに分かれて、かるた取りをおこないました。札が1枚読まれるたびに歓声があがり、留学生と小学生が一緒になって楽しみました。参加した児童は、「外国からの留学生と一緒にかるたをして、とても勉強になったし楽しかったです」と感想を述べました。また、中国からの留学生である2年生の于靖頣(ウセイシン)さんは、「子ども達が元気で明るく、また、中国にはかるたはないのでとても楽しかった。日本語の勉強にもなるし、またやりたいと思った」と語りました。

丹波市小の新居﨑杉彦校長は、「小学校として異文化交流をしたいと思っていた時に、このような機会を得てとても喜んでいる。留学生との交流はまさに生きた学習であり、また、かるたというゲーム性のある交流で留学生も小学生も楽しい時間を過ごすことができて、感謝している。天理大学には授業支援でも学生にお世話になっており、同じ天理市内にある学校として、これからも交流を続け、天理市を盛り上げていきたい」と語りました。