
THE STORIES #040
舞台の裏からアスリートを支え 、“人から信頼される人”に。
体育学部体育学科・教授
神谷 宣広さん
「私の研究は、大学アスリートの怪我の予防と体調管理です。舞台の裏側から、主役であるアスリートを支える研究です」
神谷 宣広さん(体育学部体育学科・教授)は、スポーツ医学・整形外科学を専門とし、解剖学やスポーツ医学、救急看護法などの授業を担当しています。
医師免許を持つ、スポーツドクターでもあり、2004年より10年間、整形外科医として、アメリカの国立衛生研究所(NIH)やミシガン大学、テキサス州立大学で勤務していました。
そうした医師としての経験や、海外での体験を研究に役立てたいとの思いから、天理よろづ相談所病院での整形外科非常勤医師も兼任しながら、教鞭を取っています。
神谷さんは大学時代、どんな学生だったのでしょうか。
「医学部は6年間なので、1年から6年の秋まで運動部に所属していました。体を鍛え、動かすことに重点を置いていたので、今の体育学部の学生を見ていると、その様子が分かります」

人から信頼される人になるように指導している、と話す神谷さんは、学生へのメッセージをこのように語ります。
「大学生は、世の中に出る前の大切な時期です。3年生と4年生のゼミの期間に、スポーツ医学のテーマだけではなく、今後生きていくうえで大切だと思われる話題についても取り上げています。
例えば、2020年のパラリンピックを控え、障害者の理解を深めるために、障害者の方に講演に来ていただいたこともあります。
学生たちには、一心不乱に好きな運動に打ち込み、多くのことを学んでほしいと思っています」

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